よくある住宅のお悩みをオーダー家具で解決
今回特注製作のご要望をいただいたのは、食器棚とTVボードの二つ。
食器棚はデッドスペースに設置するため"ワンオフ"仕様、つまり現在の設置場所で最も快適に使うことを目的に製作しました。
一方、TVボードは全体のサイズや形状を調節できる"フレキシブル"な設計で、独特な角度の壁に対して綺麗に沿って設置できるようにしています。
どちらも部屋の形に関する悩みの解消が目的ですが、その方法の違いが面白いところです。
それぞれのポイントをご紹介
●食器棚
設置場所はキッチンの突き当りにあるデッドスペース。既製家具では幅と奥行きのどちらかが理想通りにいかず、ラックや突っ張り棒で何とか活用していたそうです。
本当は、食器や調味料を収納しつつ、調理スペースとしても使いたい。そんなご要望を叶えるべく製作しました。「どうやって設置したんだ?」と言いたくなるようなジャストサイズ。上下セパレートで製作し、現場でジョイントしました。
キッチンカウンターとの間にはどうしても隙間ができてしまうので、使い勝手を考え、コーキング剤で埋めてフラットにしています。
●TVボード
鈍角に開いたリビングの隅に、窓側二面の壁に沿う形で置けるTVボードがお客様のご要望。デザインのお好みを踏まえつつ、左右のユニットをスライドさせることで角度を自在に調節できる構造にしました。
この構造にしたことでどんな角度の壁でもピッタリ沿って置くことができ、直列に並べれば2220~3000mm弱で横幅を調節可能な大型のローボードとして使うことができます。
背板には配線孔を設けており、扉付きの部分にはゲーム機等を、可動式のオープン棚にはお子様の本や書類を収納されるとのことでした。
【オーダーメイド食器棚&TVボード】
仕様|天板・側面メラミン化粧板貼り、内部ポリエステル化粧板貼り
寸法|
・食器棚:W692 D280(カウンター約400) H2203mm
・TVボード(左ユニット):W1200 D430 H469mm
・TVボード(右ユニット):W1800 D430 H500mm
価格|約23万円(運搬・設置費込)
2021年2月@文京区,千駄木
*2022年11月追記
材料費の高騰により、遺憾ながら現在は同内容で同価格の実施が難しくなってしまいました。
本記事は仕様の参考としていただき、御見積は別途お問い合わせください。