あと少し、にこだわりを。
店舗の近くにお住まいで、以前より興味をもっていただいていたお客様からのご相談。
リフォームしたご新居で一通り家具を配置し、ある程度生活してみたところで気づいたちょっとした不便さを解消したいという内容でした。
ご自宅を拝見した後、用途に適いお部屋に馴染むデザインを検討し、製作へ至りました。
詳細
キッチンとダイニングの境に設置したスリムな食器棚。
お悩みのポイントは、お持ちの食器棚が寸法上キッチンにうまく収まっておらず見栄えが気になることと、収納力があと一歩足りていないということでした。
奥行きを既存の食器棚に合わせることではみ出した部分を目立たなくし、追加の収納自体が浮いてしまわないよう材質をリビング側の雰囲気に合わせて選定しました。
側面からの見栄えも重要なので、壁との隙間が生じないよう巾木部分をカットしています。
横幅は、インターホンの手前に窮屈さ無く設置できるギリギリの寸法に設計しています。
右側は上下とも開戸で、上段はガラス窓を設けています。
うっすら中が見えるくらい、というご希望は飛散防止フィルムの種類でお選びいただき調整しました。
下段は天然木の木目が心地よく主張する、窓無しの扉になっています。
取っ手は他のお部屋にあるものと雰囲気を合わせた黒色のシンプルなデザインに。
左側は主に小物を飾る用途のオープン棚で、棚板を多めに入れました。
棚板は扉の内外含め、すべて可動式で使いやすくなっています。
【特注ダイニング収納棚】
仕様|天然木突板ウレタン塗装
寸法|W500 D200 H2,066mm
価格|約20万円(運搬設置費込み)
2023年6月@文京区,千駄木