コスト面でもメリットのある組み合わせ。
ホームページからお問い合わせをいただいたお客様。
新築戸建ての内装に合うよう、木の風合いを生かした食器棚を特注製作したいというご希望でした。なるべくラフな木目をお探しだったので、表面材で使うことの少ないラワン材をオイル仕上げで素材感を強く残して用いることをご提案し、決定に至りました。
全体を木製で統一すると無骨な印象になってしまうので、ラワンと対照的な質感と外見のステンレスを天板に採用し、シンプルながら調和の取れたデザインを目指しています。
ラワンは比較的材料費が安く、ステンレスもご希望をいただくことの多い人工大理石よりやや安いため、好コスパのセパレート食器棚をお探しの方に今回の事例はオススメの組み合わせです。
詳細
吊戸棚とカウンターの分かれたセパレート型食器棚。引き出しを必要以上に設けず、ゴミ箱収納等のオープンスペースもあるため、コストをかなり抑えられています。
吊戸棚の下部はオープン収納で、よく使うものを手に取りやすい設計。扉の内側は全て可動棚で、地震の際に扉をロックする耐震ラッチ付きです。カウンターはステンレス製。
ラフな手触りのラワンと滑らかなステンレスの手触りが対照的で、お互いを引き立てています。炊飯器収納部のようなオープン部分はラワンのオイル仕上げですが、通常時に閉まっていて中が見えない引き出しには少し遊び心をプラス。ピンクのポリエステル化粧板を使用してまた違った印象を作り出しました。
引き出しの取っ手には天板と好相性のステンレスハンドルを採用しました。オープン収納部は棚板可動式です。
【特注カップボード】
仕様|ラワン材天然クリアオイル仕上げ、一部ポリエステル化粧板、ステンレス天板、ソフトクローズ、耐震ラッチ付
寸法|W1,596 D360/550 H2,400(950/850)mm
価格|約48万円(運搬設置費込み)
2023年12月@練馬区,下石神井