ご希望に対して最適な素材をご提案。
ホームページから問い合わせをいただいたお客様。リフォーム後のキッチンに合うように食器棚を作りたいというお話から始まり、打ち合わせの中でキャビネットやトイレ収納の追加相談をいただいて現地採寸に至りました。
それぞれ設置環境や求める雰囲気、使い勝手が異なるため、素材の違いをご説明して仕様を決定しています。
詳細
・メラミンのキッチンボード吊り戸棚無しのカウンター型食器棚。天板と扉には、キッチンということで水に強くお手入れのしやすいメラミン化粧板を採用しました。ゴミ箱設置スペースの他は全て食器用の引き出しで、吊り戸棚無しでも相当の収納力です。引き出しの手掛けは木目調の扉の雰囲気を邪魔しないよう、金属製のレール手掛けでなくJ字型の掘り込み加工にしました。天板上に置く家電は背面の壁にコンセントがないため、左脇のコンセントから配線するレイアウト。家具の奥行きを壁より大きくすることでコードが側面を這うように配線でき、収納部にかからないように設計しています。
・天然木突板のキャビネットダイニングカウンターの下に設置したキャビネット。表面は全て天然木タモ材で、ウレタン染色塗装によってお好みのグレーに仕上げています。天然木と比べるとメラミン化粧板の方がやや安価で丈夫でもありますが、訪問者の目に触れる機会も多いダイニングに設置することから、風合いを重視したこの仕様に決定しました。
左側は書類や文房具を仕舞う引き出しで、収納物の想定に合わせて各段の深さを変えています。内部材は表面と同色のポリエステル化粧板です。右側は開戸で中には3枚の可動棚を設け、収納物を予め決めずに使っていける構造にしました。
・ポリエステルのトイレ収納棚扉も含めて本体全てをポリエステル化粧板で仕上げた、トイレ背面の吊り戸棚。他の家具では内部材に使用しているポリエステル化粧板は、メラミンより耐久性で劣りますが安価でもあるため、傷がつくような機会が少ないトイレ収納などには表面材としてもおすすめしています。内部は可動棚1枚で、主にトイレットペーパーを収納する寸法設定です。
お問い合わせの際に素材の知識がなくても、ご希望のイメージや使い方をお伝えいただければ適した素材を提案します。特注家具をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
【特注家具】
・キッチンボード
仕様|表面メラミン化粧板、内部ポリエステル化粧板
寸法|W1,100 D600 H1,000mm
価格|約30万円
・キャビネット
仕様|表面天然木タモ突板ウレタン染色塗装、内部ポリエステル化粧板
寸法|W1,200 D320 H850mm
価格|約30万円
・トイレ収納棚
仕様|ポリエステル化粧板
寸法|W810 D180 H455mm
価格|約5万円
*運搬設置費別途
2024年7月@東京都,練馬区