よくよく話し合って条件を満たす仕様に。
インスタグラムを見てご来店いただいたお客様。いまお使いのカップボードに行き届かない点があり、予算内で解決できるか試しに聞いてみたいとのことでした。御見積は無料ですし、大歓迎です!
伺ったお悩みやご予算等の条件に合わせて設計案を想定し、概算見積もりを算出しました。この段階ではまだご希望に合致していませんでしたが、オーダーメイドなので仕様を変えれば金額も変わります。ということで現地で採寸と打ち合わせを行いながら、条件に合う設計を詰めていきました。
詳細
食器棚は右側にトールユニットを設けたセパレート型。
もともと使っていた製品は身長より少し高いくらいのサイズで、天井との間に使いづらい余りの空間ができてしまうことがお悩みのひとつでした。今回は天井まで高さのある吊り戸棚を設け、収納力をアップしています。
天井にある感知器が扉の開閉に干渉しないよう、吊り戸棚と天井の間には幕板を設けて調整しました。
棚板は可動式で、地震の際に扉が開かないようにする耐震ラッチも取り付けています。
右側のトールユニットの上半分は吊り戸棚と同じく、可動式の棚になっています。頻繁には使わない調理家電を仕舞う想定で、内部の有効寸法を過不足なく設定しました。
下半分は既存のワインセラーを収めるスペースで、寸法を合わせています。
既存コンセントが右側の壁についているため、側板に開口を設けて使えるようにしました。コンセントを増設すると電気工事費がかかってしまうため、市販の配線タップを活用してすべての家電に配線できるよう、レイアウト・設計を打ち合わせています。
まずは天板上で使う電子レンジやコーヒーメーカーへの電源供給。トールボックスの側面にあけた配線穴から家電の後ろに配線タップがくるようにしました。
炊飯器収納区画へも、ワインセラーの脇から配線タップをまわしています。
露出配線とはいえ、家電を置けば隠れてしまいます。打ち合わせの末、コストを抑えて使い勝手の条件を満たす合理的な仕様が採用になりました。
このカップボードでもうひとつ特徴的なのが横幅。ほんの少し、冷蔵庫収納スペースにはみ出しているんです。買い替える予定の冷蔵庫の寸法から左側にはスペースが必要でこれ以上大きくすることはできず、逆に小さくすることも仕舞いたい家電の寸法上できず、家具をL型形状にするには惜しくも材料が足りず予算内に収まりませんでした。
ご検討の結果、家電を置けば見栄えも気にならないということでこの仕様に決定されました。お客様それぞれの優先したい基準に沿って毎回オリジナルの設計をすることで、同じカップボードでも多様な違いが生まれるのはオーダーメイドならでは。
面材は天板が石目調、扉が単色のメラミン化粧板です。本体面材はこの扉面材の色から壁紙に合わせて明るくした同系色で、調和を考慮しています。
左側は開戸で、高さをとった下段には米櫃とミキサーを収納する想定です。
炊飯器収納の上下は引き出しで、カトラリー用の浅い方は板をスライドさせることで簡易的な作業台になる仕様です。
深い方の引き出しには食品ストックなどを仕舞う想定です。
いまお使いのデスクにも寸法の悩みがあるということで、カップボードの天板と面材を合わせて材料効率を上げ、ご予算内で特注制作しました。
棚受けなしのシンプルな飾り棚も壁面の下地に取り付けています。
【特注カップボード&デスク】
仕様|メラミンおよびポリエステル化粧板
寸法|下記
・カップボード W1,390 D360/485/510 H2,202mm
・デスク W1,520 D480 H745mm
価格|約50万円(運搬設置費込み)
2026年3月@東京都,江東区





