お部屋の構造に合わせて特注製作。
以前に家具を納めたお客様からの新しいご依頼。
マンションにお住まいで、使っている本棚が梁の奥行きよりも出っ張っているのが気になっているため改善したいというご相談でした。
現地で実際の梁を確認して寸法を決め、お持ちの本に合わせて各段の寸法を調整しました。
詳細
箱型ではなく、天地にゆとりをつくってスタイリッシュに見せるデザインの本棚。交差点を平面に揃えずに縦板を強調し、無骨な印象にならないよう工夫しています。右側の壁面にはコンセントがあり、本棚を挟んで反対側へテレビの配線をしているため、側板を加工してぴったりに収めました。各脚の背面を少しかきこみ、壁沿いで配線しています。棚板は全て固定式。可動棚の方が便利ではありますが、棚位置調整用の穴やレールが見栄えを損なうというご意見もあり、今回は仕舞う本の種類をあらかじめ確認して過不足のない固定棚にしました。最下段は雑誌、その他は判型の大きい漫画本に合わせた上限寸法で割り付けています。大抵、コンクリートの梁は平坦ではありません。同じく床にも微妙に歪みがあるため、梁下の高さは位置によって差が出てきます。
ある位置で丁度収まる寸法にすると、ある位置では入らなかったり、逆に大きな隙間ができたりしてしまうので、念入りに寸法を計測して最も綺麗に収まるよう配慮しました。
【特注ブックシェルフ】
仕様|ポリエステル化粧板
寸法|W1,800 D170 H2,068mm
価格|約20万円(運搬設置費込み)
2023年10月@文京区,千駄木