好評の特殊形状。
以前にあげたL型カップボードの事例をご覧いただいて来店されたお客様。
新築マンションのオプション比較検討の段階で、資料持参のうえご相談をいただきました。
冷蔵庫脇のスペースを効率よく利用できるL型カップボードは以前の事例も好評をいただいていましたが、新築オプションと比較するとよりオススメになります。
新築マンションのオプション家具では規格がある程度統一されており、L型はオーダー仕様で追加費用がかかることが多いため、当社のような外部の家具屋を利用する方にメリットが出てくるようです。
今回はそんな比較検討の一助となるよう、両者の違いについてもいくつか紹介していきたいと思います。
詳細
上下セパレート式で冷蔵庫スペースを最小限に確保したL型カップボード。
内覧会に同行して現地寸法を計測し、図面を作成しています。
当社の家具は基本的にピッタリ寸法を目指しており、なるべく隙間が空かないように作っていますが、L型の場合は壁の仕上がり状態（歪みの強弱や直角の精度）によって、特にコーナー部分に大きく隙間が空いてしまうこともあるため、内覧時の計測結果をもとにお客様にご了承をいただいてから製作しています。
オプション家具との違いのひとつは、この辺りの打ち合わせや内覧同行・図面の確認や納品の立ち会いなど、お客様に度々手間がかかることが大きいかもしれません。
カウンター天板はコンクリート調のメラミン化粧板で、強い柄は避けたいが真っ白だと味気ないという方にオススメの、比較的控えめな柄です。
今回は当初よりカウンター天板にはメラミン化粧板を使用するお話で進行しましたが、天板をキッチンと合わせたいという場合にもオプションとの違いがあり、外部業者の場合は同じ材料を使えないことがあります。
キッチン天板の製品名や石種・品番が分かれば可否を確認できることが多いので、統一感を重視される方はお問い合わせの際に該当の情報をお調べいただけるとスムーズです。
扉面材は木目調のメラミン化粧板で、ここにもオプションとの違いが。
キッチンカウンターと面材を合わせたいというご希望は多いのですが、オリジナル品番を使っていたり当社で扱えないメーカー・材質であったりと対応できない場合があります。その場合は内覧時にカタログと照らし合わせて近い色柄の物を探し、デザインを再検討します。
カウンターはゴミ箱収納スペース以外は深さ・形状を異にした引き出し5杯。
いずれもソフトクローズ仕様です。
ビンなど高さのある物を収納する細長い引き出しはL型カウンターの左端に設けるのにレイアウトの都合が良く、オススメの構造です。
吊り戸棚は照明や感知器等の天井干渉がなければ幕板を設けずに製作します。
収納スペースを広く取れることもメリットですが、幕板やスペーサーがデザインを邪魔しないこともポイント。一部のオプション家具や既製家具ではスペーサーを設けて取り付けの際に調整することが多いので、オーダー家具の利点とも言えるかと思います。
L型の角にあたる左の区画は変形構造で作り、一部奥行きが深くなっています。
オプション家具とオーダー家具の違いについて、僅かながらいくつか紹介してきましたが、これから比較検討される方の参考に少しでもなっていれば幸いです。
また、興味をもっていただけたらぜひ一度お問い合わせください。
【特注カップボード】
仕様｜メラミン化粧板、ポリエステル化粧板
寸法｜W1,697 D348/444 H2,100(850/655)mm
価格｜約52万円（運搬設置費込み）
2023年12月＠杉並区,浜田山
