子供部屋を効率よく使えるように。
お得意様からいただいたご依頼。
今回は、大きくなってきたお子様が二人で使っているお部屋に、それぞれの収納・勉強スペースとベッドを確保できるようにしたいというご相談でした。現地寸法とお使いのマットレスのサイズを確認して、お部屋に無理なくレイアウトできるロフトベッドを設計しました。
詳細
天然木タモ材とパイン材を併用したロフトベッド。上段はベッド、下段は片側が収納で片側がデスクの構造です。同じ構造の物を互い違いに設置して、間に人ひとりが出入りできる通路を確保しています。
階段は通路との兼ね合いからあまり奥行きを取りすぎないよう、かつ登りにくくならないようバランスを考えて設計しました。
デスクには隅にキャップで化粧した配線穴を設け、卓上ライトやPC等の電源を取りやすくしています。
デスクの正面は格子状になっているため、露出方式であれば後から比較的自由に電気配線をすることが可能な構造です。
収納部は左にパイプを通したクローゼットスペース、右には多用途に使える棚板可動式のオープンシェルフ、下部に引き出しを2杯設けています。
上段はマットレスの厚みと天井高を考慮して、大人が寝起きできる空間を確保しました。
今回はお引越しの可能性があるというお話から照明を後付けの仕様にしていますが、事前に配線を計画して本体にダウンライトを組み込むことも可能です。
【特注ロフトベッド】
仕様|天然木タモ材・パイン材突板および無垢ウレタン染色塗装
寸法|W2,040 D1,030 H1,820mm
価格|1台あたり約35万円(別途運搬設置費)
2023年9月@豊島区,目白