意外と見つからない"何でも相談できる"業者
新居の家具とリフォームの悩みを広く相談できて余計な手数料がかからない業者を探していたところ、SNSで当店を見つけられたというお客様。
協力会社を通して手広くやっている会社は沢山ありますが、営業マンの対応力が追いつかなかったり、仲介が入るぶん進行が遅かったりと、安心して任せたいと思える会社見つけるのは案外難しいみたいです。
当店こそが完ぺき!とは言い切りませんが、オーダー家具とリフォームをどちらも自社でこなせる会社って実は珍しいので、良いご縁だったと思います。
まずは現地確認に伺って、採寸と打ち合わせ。
ご予算は100万円。
広いLDを中ほどで仕切り、奥を寝室にしたいとのことでした。
照明の切り替えとコンセントの移設についてもご希望を確認し、概算見積を提示しました。
後日、お住いのマンションの管理組合の紹介でもう一社様と相見積もりを取られたうえで決定。
改めてご訪問して、詳細図面を作成するためのレーザー測量を行いました。
その際に色見本を持参し、既存の色をもとに壁の塗装や建具の仕上げ塗装も決定。
また、洗濯機の上にタオルをしまって洗濯物の仮掛けができる収納が欲しいという追加のご要望をいただき、
お客様の見事な交渉の結果、サービスでお作りすることになりました。
それから提案図面の修正や工期の打ち合わせを兼ねてご来店いただき、素材や金物が確定し製作・施工へ。
お問い合わせから実際に施工が完了するまで、全体で約3か月というスケジュールでした。
注目のポイント
Befoe
After
●既存家具の解体とフローリングの貼り直し
新居の購入時から付いていた収納を撤去し、その跡にフローリングを貼り足しました。
こういう時、同じ品番のフローリング材を使っても製作ロットが変わると色が若干違うことがあるので注意が必要です。
もちろん今回は事前に説明してご了承いただいています。
●照明およびコンセントの切り替え・移設
間取り変更に伴って、照明の位置とスイッチの調整が必要になりました。
新しく仕切った空間に対して適切な位置に照明を移設し、元あったところにできた穴は塞いで塗装。穴が跡形もなく塗り上げられているのを見て、お客様は大変驚かれていました。
点灯スイッチもそのままだとリビングと寝室が一緒に点灯してしまうため、独立して操作できるよう配線を切り替えています。
また、コンセントとLANケーブルのジャックも新設した壁の内部で配線して、リビング側に移設しています。
●建具の仕様
玄関からリビングへのドアにはガラススリットが入っていますが、こちらは寝室の扉ということで窓無し框無しのシンプルなつくりにしました。
仕上げは壁や天井に合わせてEP塗装。ポリエステル化粧板を貼った上から塗装しているので、表面が滑らかに仕上がっています。
色は壁と同色で、レバーハンドルはカタログから好みの物をお選びいただきました。
●クローゼット
ウォークインクローゼットを広くするとリビングが狭くなるため、最小限で実用に適う寸法を模索しました。
パイプの位置や上部の棚の奥行きも、使い勝手をよくヒアリングしたうえで決定しています。
●洗濯機上収納
・タオルをむき出しで置きたくない
・洗濯物を仮掛けできるハンガーが欲しい
以上の二点を、既存のオープン棚を撤去しないで(補修作業と費用が増えてしまうため)叶えるよう設計しました。 BeforeAfter
リフォームにサービスでオーダーメイドの家具がついてくるって、面白いですよね。
【マンション間取り変更リフォーム】
内 容|既存家具の撤去、間仕切り・クローゼット施工、特注建具製作
仕 様|天井・壁・建具塗装:EP、洗濯機上収納:ポリエステル化粧板
工 期|8日間
スタッフ|計7名(最大同時施工4人)
費 用|約100万円
2021年1月@東京都,目黒区
*2022年11月追記
材料費の高騰により、遺憾ながら現在は同内容で同価格の実施が難しくなってしまいました。
本記事は仕様の参考としていただき、御見積は別途お問い合わせください。