既存流用とオーダー家具の組み合わせがオススメ
ホームページからお問い合わせをいただいたお客様。
購入した中古マンションを、家族四人が住みやすいようにリフォームしたいというご希望でした。
使えるところは流用して、消耗の激しい部分やこだわりたい部分を中心に手を入れる、効率的なリフォームを目指して打ち合わせを行いました。
詳細
もともとは広めのリビングを有した2LDKの間取りでしたが、お子様二人と両親で計三つの居室が必要なため、リビングを仕切って部屋を増やしています。
リビングをなるべく広く取れるよう、新設した部屋は予め家具の寸法をレイアウト計算し、必要最低限の広さに。お子様二人にそれぞれ自分の居室をもたせてあげたいということで、リビング横は両親が使う部屋になっています。
可動間仕切りは圧迫感のないよう普段は開けておき、就寝時のみ閉める想定です。
主に就寝時しか居ないとはいえ、大人二人に対しては決して広くない部屋になるので、なるべく不自由しないよう収納を強化するなど工夫しました。クローゼットに隣接するリビング側の深めのニッチ収納を浅く作り変え、クローゼット内の収納量を増やしつつ可動棚を取り付けることで使い勝手も向上させています。
クローゼットの建具は消耗が著しかったので、他の家具建具と同じ面材で新調しました。その際に間口を大きく作り変えたので、これも使い勝手向上に小さく貢献しています。
お子様の居室はともに、ベッド・勉強机・収納を確保することを必須として、最小限のリフォームで済むようレイアウトを検討しています。
床材はもとのカーペットを剥がし、タイルカーペットに敷き変えました。
玄関から左手の部屋はもともと広めだったので、浴室の改修と併せて隣接する部分にクローゼットを作りました。
玄関から右手の部屋はトイレとキッチンに圧迫されて狭いつくりになっていたので、キッチンのレイアウト変更を行い、ベッドを差し込めるだけのスペースを居室に作りました。
デスクはロフトベッドを使えば確保できるので、置き型のクローゼットを設置して収納を確保しています。
キッチンはセパレートの対面式に変更し、フルオーダーメイドしました。
カウンターは白色の人工大理石で、表面材はお好みに合う木目調のメラミンがあったので、建具も含めてこれに統一しています。
配管の位置などの条件を除けば収納のレイアウトを自由に決められるので、自分の使い勝手に合ったキッチンにできるのがオーダーメイドのポイントです。
食洗機はノックすると自動で開くパナソニックの人気モデルです。
シンクと冷蔵庫のある側の背面は、コンロ・作業場・家電等収納スペースです。
電子レンジや炊飯器が過不足なく収まるよう計算したスライド収納や、ストックの飲料を段ボールごと収納できる底板のない開戸収納、トースターも置ける寸法で取り付けた配線穴付き飾り棚などがポイントです。
ダイニング側のカウンター下には書籍を収納するためのオープン棚を一部設け、残りはダイニングテーブルを差し込めるように空けました。
浴室・洗面室はほぼ解体して新設して、オーダーメイドの洗面カウンターを設置しています。
家族が過ごす時間の長いリビングを中心に改修を行い、廊下や玄関はなるべく既存流用にする方針でしたが、床材と壁紙は全て新調し、お部屋のいわゆる中古感を払拭しました。
【中古マンションリフォーム】
内容｜プランニング、解体・撤去・各種施工および家具・建具の特注製作と設置
対象｜約64㎡
工期｜約1.5ヶ月
費用｜約840万円
2023年＠文京区,本郷
