洗面所のちょっとしたリフォーム
ご近所にお住まいのお客様からいただいたご相談。
洗濯機の上に収納を取り付けて、ついでにぐらついているタオル掛けを付け直してほしいとのこと。
費用のほとんどはオーダー家具にかかっているので、一見これはリフォームの事例なのか?と思うところですね。
しかし、今回のお話にはリフォームのご相談としてよくいただくものと同じ問題を含んでいるんです。
意外と難しい。特注家具の「ついで」
今回お客様のご要望で、洗濯機上の収納は隣にある造作収納と面材を揃えることになりました。
これは少し特殊な面材で、面材のメーカーが扉の形に仕上げた状態で販売しているものを使う必要がありましたが、まだ通常の家具屋の製作工程の範疇です。
少し問題だったのはついでに頼まれたタオル掛けの補修です。現地を拝見したところ、タオル掛けがぐらついているのは壁の、下地のない位置に取り付けていることが原因だとわかりました。
これを下地のある位置に付け替えるのは簡単ですが、問題はその後、間違った位置に付いていた時の穴をどう補修するかです。
ただの白いクロスであれば補修材で穴を見えにくくすることができますが、お客様のご自宅は柄のあるクロスで、貼り替える他ありません。
当社にはクロス職人のスタッフもいるため、今回は家具を納めてタオル掛けを取り外した後、クロスを一部貼り替えて再度タオル掛けを取り付けることが安価にできました。
どこに頼むのがいいのか。
今回のご相談の経緯で考えると、お客様はまず家具屋に相談をしています。
運良く、当社ではついでの工事を安価にお受けすることができましたが、一般の家具屋さんの多くはクロスの貼り替えを引き受けていないか、外注しているため高額になってしまうので注意が必要です。
では、逆に工務店や職人さんに依頼すればよかったのかと言うとそうもいかず、家具製作が高額になってしまうのが悩みどころ。
つまり、こういったプチリフォームをご検討される際は、ご依頼を受ける側がどんな人員体制でどんな設備技術を持っているのか、どう実施するのかというところまで注目する必要があるんですね。
今回は、ぜひリムスタッフにご相談を!という宣伝のためでなく、多くの方に少しでも知って欲しいことを書かせていただきました。
当社で受けられるお仕事にも、どうしても数の限りがありますので、この記事が、より多くの方が納得して施工を任せられる会社に出会う一助になればと思います。
【洗面所のプチリフォーム】
内 容|特注収納棚の取り付け、タオル掛けの補修
家具仕様|アイカメラミンポストフォーム扉(角R加工)、他ポリエステル化粧板
費 用|約7万円(家具製作・クロス貼り替え)
2021年6月@文京区,根津