生活習慣を変えずに見栄え良く。
以前に特注建具をお納めしたお客様から、新たにご相談をいただきました。
寝室のくぼんだスペースを現状より見栄え良く活用できるようにしたいとのこと。現地を採寸しながら今の使い方や不足を感じている点を伺い、製作内容を打ち合わせていきました。
詳細
スペースを活用して収めたデスクのようなレイアウトの寝室収納。見た目はデスク風ですが、実際の用途はテレビ台兼納戸といった仕様です。
ベッドから見やすいようにテレビを置く想定のため、カウンターの高さは90センチに設定しています。
カウンター右奥、既存の壁面コンセントの直上には配線キャップを取り付けて、テレビの配線ができるようにしました。
カウンターの奥行きは80センチ近くあり、奥行きを活用して天板下を納戸のように雑多に収納できるスペースとして使う想定です。
備蓄の水などの重い段ボールをそのまま滑らせて収納できるように底板を設けない構造にしたことで、デスクのような見た目になりました。
正面は雑多に収納した物が見えないよう、目隠しをしています。通常の収納棚のように扉をつけると通路幅との兼ね合いから使い勝手が悪いため、プリーツスクリーンを採用しました。
このプリーツスクリーンを取り外してハイチェアーを置けば、デスクとして活用することも可能です。
吊り戸棚は梁を避ける形状で製作しました。
内部材は、扉やカウンターのウォールナット調に合わせた、ブラウンのポリエステル化粧板です。
梁下はフィックスパネルで塞いでいます。
内部を変形構造で作っているので、フィックスパネルで塞いでいる内側のスペースも収納量として活用することができます。
このようなお部屋のくぼみを使いあぐねているご相談は少なくありません。
今回はテレビ置き場兼収納スペースとして活用されましたが、デスク収納にして在宅ワークに活用するとか、スペース自体を扉で塞いで内部にハンガーパイプを通してクローゼットにするとか、特注家具や建具で自分好みに活用することが可能です。
具体的な変更イメージがなくても構いませんので、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
【特注寝室収納】
仕様|メラミン・ポリエステル化粧板、プリーツスクリーン(タチカワ)
寸法|W1,003 D790/620 H900/760mm
価格|約22万円(運搬設置費込み)
2025年4月@川崎市,中原区