機能と雰囲気いいとこどりのデザイン
谷根千にお住いのお客様からいただいたオーダーで、テレビボードを製作しました。
テレビボードの設計でよく課題になるのが、視線の集まるポイントとして雑多にはしたくない反面、収納としても便利に使いたい、という心情。
今回はその解決策として、縦格子の引き戸を採用しました。
前面に格子戸をつけることで程よく目隠しにもなり、機器の操作も邪魔しないため、収納とテレビボードの役割を上手く両立させることができました。
また、洋間に合う脚付きのデザインがどことなくレトロモダンとか、和レトロといった雰囲気を感じさせます。
その他ポイント
格子戸のスパンで大きく分けた三つの収納スペースのうち、中央の区画は打ち合わせをもとに収納する物を想定して設計。レコーダーのサイズに合わせた棚やコード類用の引き出しを設けています。
対して、左右の区画は多目的に使えるよう可動棚を取り入れています。
配線孔は各区画に配し、背面に設けた配線スペースと目隠しパネルで整頓できるようにしました。
これは当社のオーダーテレビボードで好評をいただいている構造です。
それから格子戸のレールには両端にストッパーを付け、むやみに格子戸がスライドしないよう対策しています。
【オーダーメイドテレビボード】
仕様｜タモ材クリアウレタン仕上げ（天板は突板に木口無垢材貼り廻し、脚は無垢）
寸法｜W1520 D420 H512
価格｜22万円（税込）
2021年3月＠台東区,谷中
＊2022年11月追記
材料費の高騰により、遺憾ながら現在は同内容で同価格の実施が難しくなってしまいました。
本記事は仕様の参考としていただき、御見積は別途お問い合わせください。
