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名栗加工風に仕上げた特注食器棚

オーダーメイド

テクスチャーにこだわった食器棚

ホームページからお問い合わせをいただいたお客様。
新築マンションに収める食器棚を検討されており、面材の加工にこだわりがあったためオプション販売では対応できず、オーダーメイドの家具屋を探されていたところ当社にお話をいただきました。
ご希望のイメージを伺いご予算と合わせて検討した結果、前板を天然木の無垢材をスプーンカットで仕上げることになりました。
木目や色味だけでなく仕上がりのイメージをなるべく正確に共有するため、ご発注前に加工サンプルをお見せして決定に至りました。
時間と手間はかかってしまいますが、自分のこだわりを実現することができるのがオーダーメイドならではの良さですね。

詳細

●食器棚形状はオーソドックスなセパレートタイプの食器棚。
特筆すべきポイントは一目でわかる前板の加工です。

まず色や木目の好みから、基本となる木材はナラに決定しました。側面は突板を使用していますが、前板のスプーンカットの加工を施すため無垢材を使用しています。
木は生き物なので、厚みのある無垢材を使用するとどうしても室内の湿度によって反りが出てきます。今回はこの点をよくご説明し、オイルでのメンテナンスや蝶番調整等の細かな手間が生じることをご了承いただいた上で製作することとなりました。吊り戸棚はソフトクローズ仕様の開き戸で、勢いよく閉めてもブレーキがかかって静かに閉じます。棚板は可動式になっています。
内部の面材はポリエステル化粧板を使用していますが、表面の重厚感に対して安っぽくならないよう色はグレーを選びました。吊戸棚の下部には照明を組み込みました。
スイッチは小さいものですが、なるべく目立たないよう吊戸棚の底面に設けています。下台のカウンターは人工大理石。
ほどよい石目と色合いが人気のコーリアン・アグリゲートシリーズです。実はここにも一工夫しており、天板と本体との間に少し隙間があくように設計しました。
これによって天板が浮いているかのように見え、重たい印象を軽減してくれています。下台の収納は主に引き出しで、プッシュ式かつソフトクローズ仕様になっています。右端には炊飯器用のスライド収納を設け、左端は開き戸で内部は可動棚にしました。
棚板を取れば目隠しのきいたゴミ箱収納スペースとしても使用できるよう設計しています。

●リビングボード食器棚の打ち合わせを進める中で、リビングボードも購入を検討しているというお話を伺いました。
そこで食器棚の天板に使用する人工大理石にロスが出てしまうことや、前板のスプーンカット加工は枚数が増えてもさほど増額しないことをご説明したところ、リビングボードも製作することになりました。材質や、天板と本体に隙間を設ける設計等も食器棚と同様の仕様で作ったので、雰囲気の調和もコスパも良い出来になったと思います。

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当社での製作物は以上ですが、実は今回お客様の方でタイル施工を手配されており、後日調整で訪問した際にキッチンの最終形態を撮影させていただきました。新築オプションだといったい幾ら掛かるのかという高級仕様のキッチンですね。
イメージ通りで大満足というお客様の一助になれて、当社としても喜ばしいお仕事でした。

 

【特注食器棚&リビングボード】
●食器棚
仕様|ナラ材無垢および突板天然オイル塗装、前板名栗加工風仕上げ、天板人工大理石、内部材ポリエステル化粧板
寸法|W1,700 D460 総H2,100mm

●リビングボード
仕様|ナラ材無垢および突板天然オイル塗装、前板名栗加工風仕上げ、天板人工大理石、内部材ポリエステル化粧板
寸法|W1,500 D400 H800mm

費用|約93万円(電気工事費・運搬設置費込み)

2022年2月@浦安市,高洲

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