大切な家具を活かすための収納
よく用事で千駄木に来られるというお客様。
自宅の収納でお悩みのところ店の前を通られ、相談してみようとご来店されました。
そのお悩みというのが、収納の拡張と、100年以上前に作られた長持の活用についてでした。
代々受け継がれてきた大切なもので、なんとか活用したいけれど大きくて重いため、場所を取るうえ気軽に使いづらいとのこと。
後日現調(現地調査)に伺って実物を拝見すると確かに立派な年代物でした。
その場で長持の使い道について打ち合わせをして、着物のリメイクをされるそうなのでその生地の収納にすることが決まりました。
また、長持の上を跨ぐように収納を作って収納のお悩みも解決するようご提案。
2枚の棚は仕舞う物のサイズを伺ったうえで、各段最低限のスペースが確保できるよう可動式にしています。
リメイク道具などの雑多なものは目隠しもしたいので引き出しに仕舞います。長持の底にはキャスターを取り付けることで使いにくさを解消し、ちょっとした作業台にもできるよう考えました。
長持を引き出す際に収納にぶつかってしまうのは問題外ですが、隙間が空きすぎても格好悪く、カーペットの厚み等も考慮すると厳密な寸法調整が必要でした。
綺麗に収まり、ご満足いただけて良かったです。
【オーダーメイドシェルフ】
仕様|ポリエステル化粧板(木目調)
寸法|W1,100 D400 H1,500mm
価格|約8万円(運搬・設置・キャスター取付費込)
2021年5月@江東区,南砂
*2022年11月追記
材料費の高騰により、遺憾ながら現在は同内容で同価格の実施が難しくなってしまいました。
本記事は仕様の参考としていただき、御見積は別途お問い合わせください。