造作家具ならではの空間づくり
ホームページから問い合わせをいただいたお客様。リビングの一面にテレビ台と収納を両立した家具が欲しいということで、まずは現地に伺いました。
採寸の際に窓との兼ね合いを確認し、生活スタイルにあった使い勝手を聞き取り、初案図面を作成。その後、打ち合わせにて図面を修正して制作に至りました。
■この事例のポイント
- 掃き出し窓の扱い
- 電気配線の整理
- 壁一面を活用した収納量
詳細
中央の掃き出し窓はベランダに出る用途では利用しておらず換気の際に少しだけ開けるのみ、フィックスの腰窓は明かり取りに利用しているということで、その条件のもと見栄え・使い勝手・収納力を向上させるプランニングをしました。
掃き出し窓は目隠しと換気の使い分けが容易な縦型ブラインドをご提案。家具の色柄に調和する、壁に近い色味を選ばれました。
腰窓はレースとの切り替えができる同色のプリーツスクリーンに。
掃き出し窓をほとんど壁のように扱って家具を固定しているのが珍しいポイント。テレビボードの右端はクリスマスツリーなどの装飾品を飾れる多目的スペースになる想定です。
縦型ブラインドが収まっているのは家具をクランクさせて設けたスペースです。普段は見えない部分ですが、掃除のしやすいよう水に強いメラミン化粧板で仕上げています。
また、天板上には埋め込みコンセントと配線穴を設け、既存コンセントや配線は家具内に隠蔽しました。
右手の壁にはお持ちの家具が設置されるため、扉の開閉範囲を調整し、右端はフィックスにしました。内部は仕切らず、収納力を損なわないよう配慮しています。
引きで見るとこんな感じ。扉と天板は木目調のメラミン化粧板、本体及び内部材はグレージュのポリエステル化粧板で仕上げています。
吊り戸棚は梁に合わせた特殊形状で、事前に有効活用できそうか、確認のうえ制作しました。また、ここもエアコンと既存のコンセントを避けるため、扉の開閉範囲を調整しています。
テレビ下の収納区画は片方を引き出し、片方を跳ね下げ扉と、用途に合わせて使い分けられるようにしました。手掛けはスマートな見た目のJ字加工を採用しています。
左端はロッカーのような収納区画で、掃除機を立てられるように底板を抜きました。
その隣は家族写真などを飾るオープン棚と、引き出し付きのキャビネットにしています。当初はここも箱型の収納で壁を埋めることを検討しましたが、圧迫感が強まることを避けてこの仕様に変更しました。
このくらいの高さに引き出しが一杯あると、家族が共有で使う場所として便利ですよね。
開戸収納は構造がシンプルなので価格と収納力との効率が良く、おすすめです。
特殊な構造のお部屋やこだわりの使い方、お客様それぞれの生活に合った家具を私たちは一緒に考えます。
気になった方はお気軽にご相談ください。
【特注リビング収納】
仕様|メラミン・ポリエステル化粧板
寸法|W2,550 D480 H2,222mm
価格|約70万円(運搬設置費込み・ブラインド別途)
2026年9月@東京都,台東区
■壁一面を活用した事例





