以前からのご希望を実現
店舗近くにお住まいのお客様からのご相談。リビングに収納スペースを増やしたいというご希望から始まり、猫ちゃんが快適に過ごせる工夫や照明の仕掛けなど、以前から「あったらいいな」と思われていた内容をこの機に実現しました。
詳細
広めのリビングの一画に間仕切りを増設して建具を取り付け、納戸にしました。
引戸を開けた正面には、利用頻度の高いファクシミリを置く棚を設けています。
左側の既存壁面は壁紙補修などせずそのまま活用し、クローゼット仕様にしました。
右側は新たに建てた壁なので、全面を収納棚にして壁紙を貼るコストを省略しています。
突き当たりにも収納棚を設け、もとのリビングと比べて収納力を格段に向上させました。
通路幅は収納力優先で、打ち合わせのうえ狭めに設定しています。
間仕切りのリビング側はお好みの青い壁紙で仕上げ、猫ちゃんが歩き回れるようにステップを取り付けました。建具もステップも、ウレタン塗装でウォールナット調に染色したタモ材を使用しています。
既製品のキャットタワーも含めて、猫ちゃんの動線を考慮したレイアウトになっています。
TVボードもこの機に新調したいとお話をいただき、当社の過去事例を見て気に入られたものを、寸法調整して製作しました。
天井には間接照明を取り付けました。
天井との隙間は猫ちゃんにとってちょうど良いらしく、施工後しばらくして伺ったお話では、この四角形をぐるぐる走り回っているそうです。
既存の窓には材質を合わせた内窓を取り付けています。
右側の窓はもともと隣家との距離が近く採光が期待できないため、たまの換気以外はカーテンを閉め切っていたことから、カーテンの代わりとして内窓を設けることになりました。
もう一方の窓は、隣にマンションが建つことが決まって今後は採光が期待できなくなるということで、なるべく今までと環境が変わらないよう内窓に調光機能付きの照明を仕込んで、擬似的に光を取り込んでいる風に見せています。
キッチン横には収納棚とダイニングテーブルを設置しました。
テーブルは脚部のみ黒色のウレタン塗装を施したポリエステル化粧板で、その他表面材はリビングの製作物と統一材質になっています。
引き出しは3杯。ソフトクローズ仕様です。
収納棚は最下段のみ事前に伺った用途に合わせた寸法の固定棚で、他は可動棚にしました。
この収納は壁に固定した吊り戸棚になっていて、テーブルのみ移動させることができる仕様になっています。
【リビングリフォーム】
内容|納戸増設、各種照明電気工事、家具建具製作および設置施工
対象|約16平米
期間|約8日間
費用|約380万円(養生・解体・撤去費込み)
2023年12月@文京区,千駄木